2025 春夏トレンドカラー \いまさら聞けないあの事/

2025 春夏トレンドカラー \いまさら聞けないあの事/

寒い冬が終わって暖かくなると明るい色が着たくなって、「そういえばトレンドカラーって何だろう?」と何気にふっと気になりだします。

2025年 春夏の最旬トレンドカラー

+ 今さら聞けないあの疑問「そもそもトレンドカラーって誰が決めてるの?」

 

それではBoutique HANAYAから解説します。

まず、プレタポルテを扱うファッションショーは、「世界4大コレクション」と呼ばれるコレクションです。パリ、ニューヨーク、イタリア(ミラノ)、ロンドンで、1〜4月(AW 秋冬)と9〜11月(SS 春夏)の期間に1回ずつ、年2回のみ開催されます。そのショーで発表されたコレクションを見ると各デザイナーがトレンドカラーを使用しています。では、「トレンドカラー」は一体誰が決めているのでしょうか。

海外のトレンドカラーは、米国パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE)が発表しています。通称パントンです。PANTON社は、アメリカに本社を置く企業です。そこで開発された世界共通の色見本は、国際的に認知された規格なので、海外でも同じ番号を利用できる仕組みになっています。その用途は多岐にわたり、グラフィックデザイン、ファッション、製品デザイン、建築、インテリア、印刷、パンフレットやパッケージなどの制作に至るまで様々な業界の場面で使用されます。こうして世界各国で印刷の色を伝えるために使用され、毎年12月に翌年のパントン・カラー・オブ・ザ・イヤーを発表することで広く知られています。世界中のVOGUE, ELLE, Harper's BAZAARなどのファッション雑誌でも必ず特集で取り上げられる話題の1つなのです。また、日本国内のトレンドカラーは日本流行色協会(JAFCA)が発表しています。Boutique HANAYAはインポートセレクトショップですので、皆様にお伝えするトレンドカラーはPANTONのトレンドカラーをお伝えしています。

「いまさら聞けないアノ謎」がなるほどねと解決したことでしょう

COURTESY OF PANTONE © FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

 

それでは本題の「2025春夏トレンドカラー」をお話しします。

1、モカムース

PANTONが2025年の色とまず発表した「カラーオブザイヤー」がモカムースです。こっくりとした茶にどこかやさしい温かみを感じるまさにモカムース色です。

2、パステルピンク

華やかな彩度の高いピンク、桜の様なふんわりとした儚さがある薄いピンク、タイムレスなフェミニンさは今年だけに限らず毎年春夏に取り入れたくなるカラーです。

3、ピュアホワイト

ピュアで洗練されたその色は季節を問わず人気の高いカラーです。白を投入するだけでぐっと華やかさやスタイリッシュ感が増すのは不思議なくらいです。ブラックを差し色に使ったモノトーン使いもコレクションでは多く見られました。

4、ニュートラルベージュ

一見控えめな印象のベージュもFENDIの様に同じベージュに濃淡をつけると洗練された印象になります。みんな大好きなカラーなので簡単に取り入れられるトレンドカラーと言えます。

5、ダークネイビー

フォーマル過ぎず、シックな黒より優しい雰囲気の濃紺。ワントーンコーデが主流の昨今に沿って、異素材でコーディネートを作るとステキですね。同じくトレンドカラーの白を組み合わせれば、白と紺の安心の安定感。

6、オレンジ

まさに元気が出るビタミンカラーと言えばこのオレンジです。開放的なオレンジで夏を満喫できる大人の遊び心をコーディネートに取り入れてください。

7、ブルー

爽やかで清涼感のある見た目を楽しめるのがブルーです。1点投入でもインパクトがあり、コーディネート上での他の色との組み合わせでもコントラストがはっきり出ます。

 

今すぐ簡単に取り入れられそうなトレンドカラーとして、みんな大好きで持ってる確率の高いのはこの中からは3つ選びたいと思います。モカムース・ダークネイビー・ニュートラルベージュです。お持ちのアイテムからすぐに試すことが出来るカラーです。

ワードローブにすぐに取り入れられそうな色がたくさんある2025年春夏ですね。ぜひこれからの参考にしていただけると嬉しいです。

Boutique HANAYA

 

 

写真引用 左からISABEL MARANT、HERMES、Christian Vierig

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